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宮崎キャビアができるまで

宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983
宮崎キャビア1983

日ソ友好の証から30年研究開発の歴史

宮崎キャビア1983

純宮崎県産 本格熟成キャビア

2016年12月、山口県で開催された日露首脳会談のワーキング・ディナーにおいて、地元山口県産の豊富な食材が使われる中、「国産キャビア」が宴席に彩りを添えました。現在のロシアをルーツに持つ、純宮崎県産キャビア「MIYAZAKI CAVIAR 1983」です。

当時、「日ソ漁業科学技術協力年次計画」の一環として、日ソ友好の証に旧ソビエト連邦から日本へチョウザメの稚魚が贈られました。その際、譲り受けた6府県の中に宮崎県もありました。1983年より、宮崎県水産試験場はチョウザメに関する研究をスタートさせました。当時は、まさか30年以上も研究を続けるとは誰も思わなかったとか。。。

チョウザメに関する研究は、紆余曲折ありながらも2004年に国内で初めてシロチョウザメの完全養殖に成功。それから7年後、キャビアの製造において、ヨーロッパの伝統的な熟成方法を応用し、独自の製造方法を開発。そこから一気に販売へと加速しました。

何せ、チョウザメが稚魚から卵の採れる成魚になるには、8年から10年も必要なため、その間、地道な研究の積み重ねが必要だったのです。先に挙げた6府県のうち、今でもチョウザメの飼育や種苗生産の研究を続けているのは宮崎県だけ。これは、宮崎の堅実な県民性も影響しているのではないでしょうか。

宮崎キャビア1983

いざ、マーケットへ送り出す!

ここまでは宮崎県の行政機関による研究開発になりますが、商品の販売には事業展開が必要となりました。行政によるチョウザメの飼育やキャビアの加工の研究が進む一方で、チョウザメの出荷やキャビアの販売を進めるため、複数の養殖業者で「宮崎チョウザメ普及促進協議会」を立ち上げ、その発展型として2013年に「宮崎キャビア事業協同組合」を設立。その後、2016年には「ジャパンキャビア株式会社」として株式化しました。

その後、2016年12月には、最新の品質管理システムを備えた、国内最大規模のキャビア製造拠点となる加工場も宮崎市北部に開設されました。また、ワシントン条約による要求事項に基づき、再使用不可ラベルの添付やチョウザメ養殖場及びキャビア加工場の施設登録(キャビア統一ラベリングシステムへの対応)も済ませ、輸出の準備も完了。とうとう2017年3月からキャビアの海外輸出がスタートしました。香港を皮切りに、世界的にキャビアの消費国である北米・ヨーロッパへも行く行くは輸出される予定です。

宮崎キャビアの味は、世界の美食家の心を捉え、類をみない濃厚さとクリーミーさに高い評価をいただいています(詳しくは、「こだわりが生んだ世界に誇る「宮崎キャビア」のページを参照してください」。2017年春には、人気・話題性・特色・消費者レビューなど、様々な視点で審査された日本全国47都道府県を代表するギフト商品・サービスの中で最も優れているとされる「日本ギフト大賞2017 ふるさとギフト最高賞」を受賞し、「宮崎キャビア」は、ますます多くの注目を集めています。

坂元基雄氏
インタビュー ジャパンキャビア株式会社 代表取締役社長
坂元基雄 氏

世界に通じる日本一の企業を、味を

坂元社長は、建設会社に在職中の2007年に新規事業開発を命ぜられ、チョウザメ養殖に出会います。その時は、「産業化まで時間がかかりすぎる!」、「これは、手を出してはいけない産業だ!」と思ったそうです。ただ、会社の方針により、建設会社に在職したまま「キャビアの製造・販売の事業化」に徐々に深く関わっていくようになり、2013年には脱サラして、同社前身の「宮崎キャビア事業協同組合」の参事兼事務局長に就任します。

当時は、やるからには「日本一の企業にしよう!」、「他にない最高の味を世界に送り出そう!」と決意したそうです。「根拠のない自信」に満ち溢れてスタートした2013年11月22日の初出荷では、15キロ(約600個)のキャビアが一瞬で売り切れ、「やったー」と思うと同時に、東京の百貨店のバイヤーさんからは大目玉を食らったそうです。品切れにより、お客様にご迷惑をかけることに対する甘さがあったとか。

最初は、宮崎市青島の水産試験場の一角で、わずか3名で10日間で加工し、パッケージやラベルは販売直前に出来上がった商品がこんなにも人気があるのかと、ひっくり返るほど驚き、嬉しかったとおっしゃいます。

翌年は、4倍の60キロを出荷しましたが、予約販売ですぐに売り切れとなり、例年出荷量が増える一方で、人気はさらに高まっています。

輸出に向けては、2010年からワシントン条約の改定に向けて様々な機関に働きかけを行い、2015年9月にようやく国産キャビアの輸出制限が解除されました。2016年5月にはG7伊勢志摩サミットの宴席で、日本各地の食材やワインとともに振る舞われ、国際的な注目を集める機会にも恵まれ、その人気は海外バイヤーにも広がっています。

その挑戦はとどまることを知らず、2017年度の販売目標は、前年比約2倍以上の700キロ。今後も、他には真似できない食感と口どけ、そして記憶に残る繊細で深い余韻を世界の食に提供していきます。