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宮崎の紹介

加工用大根の生産量 日本一!

大根
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地元の食材を美味しくプロデュース

大根

宮崎の冬の風物詩「大根やぐら」

例年、11月から2月頃、九州の中央にそそり立つ九州連山から「霧島おろし」または「鰐塚(わにつか)おろし」と呼ばれる冷たい風が吹き降りるこの時期、宮崎ICを起点に南北・東西に延びる高速道路を車で走ると、細長く真っ白な干し大根がずらりと吊るされた様子をたくさん目にします。宮崎では、「大根やぐら」と呼ばれ、漬物に加工される大根が干されています。この大根は、収穫後きれいに洗われ、まんべんなく太陽の光を浴び、風に吹かれ乾燥しやすいように、すべて手作業で一本一本等間隔になるように、丁寧にやぐらにかけられます。大きなものでは、高さ5m、長さ100mにも及ぶこの「大根やぐら」は、宮崎の冬の名物詩となっており、今では南九州特有の風景になっています。

宮崎県は、全国でも有数の大根産地であり、その中でも気候を利用した加工用大根の生産が盛んです。

大根

クリーム色は、栄養の凝縮カラー

「カルシウムが、生の大根の約23倍」、「カリウムが、生の大根の約14倍」、「食物繊維が、生の大根の約16倍」というスーパー食品の「千切り大根」も宮崎の代表的な特産品で、全国シェア断トツ1位です。たっぷりと太陽を浴びながら冷たい風で乾燥されることにより、大根の旨味が糖化して大根そのものの栄養が凝縮。高い栄養価を持つ千切り大根は、漬物用大根とは違い、スーパーで良く見かける「青首大根(あおくびだいこん)」が使用されます。千切り大根が大根よりクリーム色をしているのは、旨味が十分糖化している証でその高い栄養価を示しています。ただ、最近では乾燥技術が進み、高級食材として真っ白な千切り大根も作られるようになっており、大都市圏の飲食店向けに出荷されています。

漬物大根・千切り大根いずれも、九州連山の麓から、太平洋の大海原に向けて広がる宮崎平野を中心に栽培されています。真冬は山から海に向け冷たい風が吹き降ろし、乾燥には最適の環境です。ただ、真冬でも平野部に雪が積もることはなく、山間部でも多少霜が降りる程度です。山の幸、海の幸と並んで、宮崎には風土を生かした豊かな農業資源があり、真面目にコツコツと昔ながらの手法・製法が守られてきたからこそ受け継がれてきた伝統や文化、そして基幹となる農畜水産業があります。しかし、生活スタイルや嗜好に変化が激しい今、「昔ながら」だけでは立ち行かないのが現実です。時代の波に押し流されないように、価格競争に飲み込まれて疲弊しないように、柔軟なスタイルと技術を追い求める動きもみられます。

道本英之
インタビュー 宮崎県干したくあん・漬物研究会 会長 宮崎県漬物協同組合 理事
道本英之 氏

地域に根ざした産業をどう守っていくか。それが僕のミッション

キラリと鋭い眼差しで、「安全なモノづくり」の魅力を熱く語る地元食品会社3代目の道本社長は、広島カープの大ファン!初代社長が広島から宮崎への入植者で、3代目の現社長も変化を恐れない開拓精神と真っ赤に燃えるカープ魂を引き継いでいます。

道本社長は、県内11社の干したくあん及び漬物企業が集まり組織される「干したくあん・漬物」研究会の会長を務め、年に3回から4回集まって技術的な情報交換を行っています。研究会メンバーは、それぞれ自社を開放して、工場見学会も行います。「同業他社」という枠に捉われず、業界全体の向上を目指して「先ずは一緒に素晴らしい商品を作り続け、そこから競争しよう」、「価格だけを追求する世界から脱却しよう」と一致団結し、より良い「宮崎のものづくり」を推し進める革新的な団体の一つです。