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宮崎の太陽色 完熟きんかん

新感覚のキラキラ柑橘爽やかな甘さを丸かじり

きんかん

心躍らせるポップな果樹
まるごと食べる「みやざきブランド」

「完熟きんかん たまたま」の出荷解禁を祝うイベント「きんかんヌーボー」は、毎年1月、県内各地で、きんかんをシャンパンのような発泡系ワインに浮かべた「たまシャン」を片手に華やかに開催されます。地元ファンを虜(とりこ)にするこの宮崎の完熟きんかんは、1月中旬から3月まで出荷され、柔らかく薄い皮が特徴で、糖度が高く、皮を剥かずにそのまま丸かじりで楽しまれています。また、きんかん特有の苦味(えぐみ)がほとんどなく、爽やかな酸味と口の中に広がる甘みが評判の「みやざきブランド」を代表するフルーツの1つです。

きんかん

選び抜かれたきんかんのエリート
「たまたま」/「たまたまエクセレント」

宮崎の完熟きんかんの中でもブランド化されているものがあり、認証基準は「甘露煮などの加工用途ではなく、生で食べることを目的として、ハウス栽培で満開から210日以上を経過し、樹上で完熟させ、食味、外観の優れた果実」と規定されています。その中でも糖度16度以上、直径2.8cm以上のものを「たまたま」、糖度18度以上、直径3.2cm以上のものを「たまたまエクセレント」と呼んでいます。「たまたま」という名称は、宮崎の小学生達へのアンケート結果により命名されました。

華やかさとヘルシーさを感じる贅沢なひと粒

皮のまま丸ごと食べることができる宮崎の「完熟きんかん」は露地栽培とハウス栽培があり、全国1位(年間2,572トン)の出荷量で、国内69%の圧倒的シェア(2013年)を占めています。ジャムや甘露煮の加工用だけでなく、生食用の糖度が高い良質なきんかんが宮崎で育つのは、温暖な気候と豊富な日照量の恩恵で、県内各地で栽培されています。

黄金色に輝く見た目の美しさから縁起物の1つとして旧正月に中華圏に向けた輸出が始まっています。残念ながら海外ではまだ食用として浸透していないので、その味のプロモーションはこれからです。

甘く1粒1粒が大きい宮崎の完熟きんかんは、出荷時期が1月中旬から3月までと限られており、丁寧に栽培されることから贈答用として流通することが多いようです。宮崎のきんかんは、ビタミンやフラボノイド類など、健康と美容にうれしい栄養がぎっしり詰まった至福のフルーツと言われています。ご家庭でも加熱せずに皮ごとドレッシングやサラダに加えたり、色々なアレンジでお試しください。もちろんそのまま丸ごと口に入れると、幸せな気分になります。ぜひ、宮崎の太陽の味を味わってください。