30年の研究と熱意が、今世界へ羽ばたく
クラシックな製法が実現する最高の味
世界的に高級食材として知られるキャビアに、日本産として新風を巻き起こしているのが「宮崎産本格熟成キャビア」です。
宮崎産キャビアの一番の特徴は、「濃く奥深い味わい」と「まろやかな塩分」です。国際的に広く流通しているキャビアは、保存期限を長くするために、60度程度の低温殺菌が施され、5〜7%のやや強めの塩分が添加されています。一方、チョウザメから取り出した卵をフレッシュな状態で加熱せず加工した宮崎のキャビアは、防腐剤等の添加物を使用せず、キャビア本来の味を愉しめるように、岩塩のみでほんのり薄く味付けしただけです。また、ヨーロッパの「深く眠らせる」伝統的な熟成方法に学び、最も美味しくなったところで熟成を止めています。それにより、口に入れると、フワッととろけ、濃厚でクリーミィな味わいを堪能できるとともに、芳醇な香りが鼻に抜け、深い余韻を楽しむことができます。加熱されていないので、黒褐色の艶やかな輝きは一層まばゆく、目にも舌にも豪華なひと匙となっています。
最新のトレーサビリティ・システム
宮崎のキャビアは、チョウザメを養殖している段階から個体管理され、すべて県内で飼育・加工されます。出荷前に全ロットに対して味覚試験が行われ最高峰のキャビアだけが出荷されます。すべて冷凍品で、出荷日より90日の賞味期限です。開封後は酸化されやすいので、1週間以内になるべく早くお召し上がりいただくことをお勧めします。
現在は、宮崎県内の百貨店やホテル、東京の百貨店で販売されており、インターネットでの購入も可能です。毎年11月22日に予約販売される商品は数日で売り切れが続く人気商品となっています。
オススメの召し上がり方
宮崎のキャビアは、その味をしっかりお愉しみいただけるので、お好みのお酒のお供として、少しずつ口に運んでいただくのがお勧めです。海外産のキャビアと異なり塩分が低いため、クラッカーやバケットと一緒に食べることはあまりお勧めしません。口の中でとろける食感は宮崎産キャビアの特徴で、世界からも注目されており、2017年3月から輸出も開始されました。
チョウザメの料理
卵だけでなくチョウザメの身も出荷されています。肉質の良さにも定評があり、真っ白できれいな白身はフグのような食感で癖がなく、程よい脂身が濃厚で、和洋中を問わずさまざまな料理にお使いいただけます。県内には、チョウザメの刺身や料理を提供する店も増えており、高級食材として幅広い展開が期待されています。