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宮崎の春の太陽 日向夏

白のドレスが甘さを引き立てるレモンイエローの輝き

日向夏

爽やかな甘酸っぱさ
―宮崎を代表する果実―

日向夏は宮崎県原産の柑橘で、1820年頃、現在の宮崎市の民家で発見された1本の木がルーツと言われ、その後「日向夏」と名付けられて広く栽培されるようになり、今では宮崎を代表する特産果実です。

日向夏は丸く鮮やかなレモンイエローをした果物で、太陽の光をたくさん浴びた日向夏は、骨粗鬆症を予防する成分が含まれていることが研究で明らかになっています。

日向夏

一緒に食べる白いワタがアクセント

食べ方も特徴的で、表皮と果肉の間には真っ白のドレス(ワタ)があり、ほのかな甘みがあります。このワタを残して皮をむき、果肉と一緒に食べていただくと、よりいっそう美味しくお召し上がりいただけます。ほかの柑橘類にはない爽やかな香りと酸味、ふわっと甘いワタが絶妙なバランスで、独特な味と食べ方により全国にファンが拡大中です。

最近ではハウス栽培の広がりや、種無しや種の少ない品種を育てる技術が普及し、より美味しい日向夏が手頃に食べられるようになりました。独特の清涼な後味から、ドレッシングやお菓子の材料としても好まれ、日向夏を使ったドリンクは、暑い宮崎において爽やかさを感じる飲み物として人気です。

春を知らせる果実

「夏」というネーミングから夏を連想してしまう果実ですが、旬は、春から初夏にかけてで、ハウス栽培されたものは12月頃から市場に出回りますが、旬の露地栽培は3月頃に市場に出回ります。地元では花々が観光地を彩り、プロ野球やプロサッカーのキャンプ地として賑やかな「春の訪れ」を知らせる果物として親しまれています。この時期、店頭に並ぶ輝く春の太陽「日向夏」をぜひご賞味下さい。