焼酎造りの際、もろみを蒸留させるときに蒸留機
から最初に垂れてくる出ハナの部分を「初留垂れ」と呼んでいる。焼酎の旨味成分がたっぷりと凝縮された、蔵人だけがひそかに楽しんでいた焼酎です。

宮崎の陽は日向灘を赤く染めます。その日向灘に一ッ葉の松林がつづきます。それは特有の「狐葉の松」に由来するものです。この「一ッ葉」は松の風をイメージさせて、米をベースにし、それに蓬（よもぎ）を加えて、やさしくさわやかに蒸留しました。

良質の原材料と酵母・清冽な水、本格焼酎造りに最も適した南国九州の気候風土の中で育まれながら、樫樽での熟成に年月をかけ、本格焼酎にしかできない個性豊かな日本独自の味と香りを完成させました。

メインボタニカルにはジュニパーベリーを贅沢に使い、宮崎県産の金柑、ヘベス、日向夏をキーボタニカルに使用。
カモミールやカルダモン等のハーブやスパイス系、多種のボタニカルが味わいに膨らみを与え余韻を広げます。
「ひなた」のような暖かく柔らかなフレーバーのジンが誕生しました。

黒潮洗う日南海岸の浜辺の蔵です。南国の陽光をたっぷり浴びた芋（黄金千貫）をかめ壺に仕込みました。